遺言

僕達は明日朝日が昇ると信じて
何時も大事な事やっていませんでした


春だからなのかな。
なんだか切ないね。
26年間生きてきて、たくさんの人と出逢った。
たくさんの人とすれ違ったし、たくさんの人とお別れをした。
もう会えない人。もしかしたらまた会えるかもしれない人。
数え切れないほどたくさんの人と出会ってるんだなぁ。

ちゃんと。ちゃんと考えてないと、すぐに通りすぎていってしまう。
今となりにいる人が、一生ずっととなりにいるわけではない。
この人は親友だって思う人とたくさん出会った。
でも、いっつもとなりにいるわけではない。
ちゃんとしていないと、すぐに遠くにいってしまう。
自分の心掛け次第なんだろうな。

私は、人間が大好きで、淋しがりやで我儘で。
だけど、距離の取り方がすごく下手なんです。
すぐに近づいていっては、なんだか自分のペースじゃなくなってしまって、くたびれてしまう。全部自分が悪いのに。何年付き合っても、自分のそういう部分には慣れない。だめな子。
そういう部分も、全部ひっくるめて私だから、仕方がないことではあるんだけど。

春は別れの季節だから。
もう少ししたら、職場が変わる。
そうしたら、またお別れをして、新しい人と出会う。
今度はどんな風に?
今、お隣にいる人たちは、いつか私のことを思い出すかな。
どんな風に?
今まで出会った全ての人に、お礼を言いたい。
全員は無理だから、今言えるすべての人に言おう。
ちゃんと目をみて「いつもありがとう」って。
私が一体どれだけの人の優しさに支えられているか。
つらい時、心が折れそうな時。
いつも優しく包んでくれる。

私はなにか出来てるかな。
なにも出来てない気がするけど、きっと、きっとなにか出来てるって思いたい。
出来てるといいな。
私の存在が、時々でいいから、誰かの心を幸せにしてるといいな。
そのために、いつも笑ってたい。
泣いてもいいから、笑ってたい。
大切な人すべてのために。しっかりと笑ってたいの。

あなたが笑うと、嬉しいから。

だから私も笑うの。
誰かが、同じように思ってるといいなって。
思いながら。

全然だめな子なんです。
ずるくて、だらしなくて。嘘つきで。
それでも、明日がくるといいなって思ってる。

私は、みんなが大好きなんだ。
お友達が大好きなんだ。
普段は、特別意識したりしないんだけど。
なんだかすごくそう思う。


僕達は明日又日が昇ってからすべてを
始めればいい始めようと思っていたんです。


もしかしたら、もう二度と会えないかもしれないから。
会える時に、思う存分伝えよう。
後悔しないように。

いつだって、全力で精一杯で生きていかなくちゃ。
最近の私は全然頑張ってなかったなぁ。
もっともっと頑張れることはいっぱいある。
毎日の暮らしとか、お友達に対してとか、お仕事とか、将来のこととか、全部全部。
目の前にあること、片っ端から、全部全力で頑張ろう。
ちゃんと私らしくあろう。
頑張ってなきゃ。私、昔はもうちょっと頑張ってたよね。


残念ながら僕は 忙しい日々を理由に
掲げた夢の行き先を 見失ってしまいました
多分二度と見つからないんでしょう


ファミレスの社員を辞めてから、あんまり将来のこととか考えないようにしてた。
流されていこうって。
それで、ホテルのコックにもなったし、金融系OLにもなった。
どっちも、全然予想したことない自分の姿だった。
でも楽しかったよ。
だからきっとこれからも楽しいんだろうな。ずっと。

ファミレスの社員時代は本当に忙しくて、つらくて。
この世の果てにいるみたいだったけど。
ちゃんと幸せだったんだと思う。
何度も救急車に乗るくらいオーバーワークでも。
トラウマで半年くらい包丁持てなくなっても。
鬱病になっても。
ちゃんと楽しかったことあったし、幸せだった。

そこから、自分の足で歩いて。
なぜかはわからないけど、今ここにいる。
ほんと、人生ってわかんないなぁ。

だからきっと。
一ヵ月後。一年後。
私がなにをしてるのかはわからない。
どんな風に、どんな人と、どんな生活をしてるのかわからない。
それでも、きっと笑ってて、きっと楽しいんだと思える。
そういう風になれてよかったな。
時間はかかったけど。

どうか、毎日、世界が笑顔で溢れていますように。
少しでもたくさん。


(歌詞引用:strawberry record/遺言)